何度も諦めかけた山あり谷ありの開発、一つ目の壁

こんにちは。ア・バンブー株式会社の竹内です。

今日は、「壁にぶつかりながら考案した棚照明、１つ目の壁」について書きます。

 

お店は生き物です。新製品、四季の変化で変わる商品。

当然、商品高さが変れば棚の間を広くしなければなりません。

一つ変えると全ての棚を移動することも起きます。

 

更に棚に照明が付くと移動時毎に電源コードを手直ししなければならず
そのため作業時間が２倍になる場合もあります。

そのうち電源コードが商品横に垂れ下がり陳列が醜くなります。

これは昔も今も変わりません。

 

それなら『電源コードがない棚照明を作ろう』と思いましたが、

最初はどの様にするか悩みました。

 

そこで一番先に浮かんだ方式は、皆様と同じ電池式です。

LEDは省電力なので可能だと思いました。しかし実験すると棚照明は球数が多いため、電池の消耗が激しく不経済でした。

そこで充電電池を考えましたが、沢山の電池を毎日一度に充電することは不可能です。

 

そこで次に考えたのが、携帯の「置くだけ充電」のような電磁波式です。

これは充電台の中にコイルを巻いて電気を流し、携帯内部にもコイルを巻いてその台の上に置くと電気が生じるというものです。

しかし、お店全体の棚照明を点灯するとなると非常に大きな電磁波が必要です。

それは丁度、電子レンジの中に人間が入るのと同じなので非常に危険です。

なのでこの方法も使えません。

これが「１つめの壁」です。

 

それから毎日毎日、棚を眺める日々が続きました。

そして約１年後、突然、小学校の時に自宅で遊んでいた「乾電池の回路」が頭に浮かび、棚と重なりました。

 

「置くだけ～シリーズ」に興味がある方は気楽にお問合せ下さい。

お待ちしております。