試作失敗から６年後、追い込まれて出来た絶縁パーツ物語２

ア・バンブー株式会社の竹内です。

 

配線コードが熱くなって来て初めて気づきました。

やはり電気が何処かに漏れている・・・。

 

そして２時間後に思わぬ原因にたどり付きました。

それは『壁紙の水分が原因』と言うものです。

内心、『それはないでしょう』と困惑しました。

 

もうスタッフが来るまで残り４時間。

『やはり長さ1820mm、厚み５mmの樹脂板を付けるしかない！』と思いました。しかし当然ネジ穴が合いません。

 

その時、突然ひらめきました。

『ねじを止める部分だけ樹脂板があれば良い！』

 

近所の方には大変申し訳なかったのですが、朝方の４時に電動カッターで樹脂版をねじ加工した部分だけ約6ｃｍの長さでカットし続けました。

それを棚柱のネジ部に全て取付けました。

 

この様にして棚が夜明けにギリギリ完成、置くピカ点灯しました。

 

この経験を生かして現在の絶縁パーツが出来ました。

材質もアクリル製から、粘り強い強化プラ製に替えました。

 

もう木板は必要なく、例え壁面が金属で在っても電気が漏電することなく、簡単に「置くピカ」が付けられるようになりました。