熱膨張問題が解決：絶縁ブッシュで完成した棚柱が・・・

こんにちは。ア・バンブー株式会社の竹内です。

ララライト開発が一応落ち着いたころ、一度は諦めた「置くだけ～」が頭をよぎりました。

そこで再度、次の３つの開発目標を掲げました。

①棚柱に手が触れても電気に接触しない絶縁棚柱の設計。

②熱膨張で合わなくなる絶縁物のネジ穴、その解決方法。

③従来の棚受け金具を誤って使用できないようにする方法。

 

その結果、

①に関しては、棚柱に絶縁焼け付け塗装を施す事にしました。

②に関しては、棚柱のネジ穴に絶縁ブッシュをはめ込む事を考えだしました。
　これなら熱膨張の問題が解決できます。
　これは私にとっては大きな大進歩でした。

③に関しては、棚柱の引掛け溝のピッチを25ｍｍから30ｍｍに変更

　従来の棚受け金具が使用できないようにしました。
　同時に棚受け金具にも絶縁焼け付け塗装を施しましたが、

　通電が必要な部分は溝を設け直接手が触れないようにしました。

この様にして一年以上かけ試作は完成しました。

しかし新たな問題が・・・

それは大企業でないため資金不足から大量生産して価格を下げる事ができない事です。
更に、施工業者さんからは、

『やはり店舗の約７割以上で使われているのはロイヤル製の棚柱で使いたい』

との意見も出てきました。

ここまで頑張って来ましたが、残念ながら最初に逆戻りでした（苦笑）