電気を勉強した人ほど知らない「安全電圧」の定義。
2024/02/16
こんにちは。ア・バンブー株式会社の竹内です。
前回の続き、「50V以下の安全電圧や施行令」について書きます。
一般的な1.5Vの乾電池に触れて通電しても体に影響がないのは明らかです。
更に006P9Vの電池もありますが、触っても感電しません。
何故でしょうか、それは人体には電気を流すまいとする「抵抗(Ω)」があるからです。
ただ皮膚表面の抵抗は、乾燥している場合や発汗している場合、水に濡れている場合など、状況によって異なります。
では、どんな状態で「何Vまで高くても大丈夫」なのでしょうか?
日本では通常の状態では50V以下、著しく濡れている時でも25V以下が安全な電圧と定義されています。世界では、20V~36Vの範囲が多いようです。
また電気工事士法施行令第1条に、小型変圧器で降圧された電圧36V以下の配線工事は、電気工事士資格が不要と言う事実です。
この事から、電圧12Vを使ったコードレスライティング「置くだけ~」は、「感電の危険はない」と、電気製品安全センターJET(PSE管轄)に認められたのです。
更に、電気工事士資格が不要なので素人の方が扱っても問題がない事が分かります。
しかし、前回も書いた様に、この事は「安全」と言うことで教えられません。
だから、皆さん間違った判断をするのです。
もう一つ問題が、添付した表です。日本では何故か「安全電圧」と書かないで、「許容接触電圧」とわざわざ遠回しして難しく書きます。
ホント、頭の良い役人的な書き方だと思いませんか?
そう思うのは、頭が悪く、国語に弱い私だけなのでしょうね(苦笑)
参照:(一社)安全衛生マネジメント協会、(社)日本電気協会「低圧電路地絡保護指針」より
それでも疑問に思う方は、ネットで「安全電圧」を検索下さい。
※稀に、表の『第1種の状態ではダメでしょう』と言う方がおられますが、『その状態では、先にコンセント回路の漏電ブレーカーが作動するので大丈夫です』とお答えしています。
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ア・バンブー株式会社
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