「３つ目の壁」資金不足で作れなかった初特許製品。

こんにちは。ア・バンブー株式会社の竹内です。

 

『２つ目の壁』の熱膨張問題は、

一度棚上げして照明本体の開発に取り掛かりました。

最初はLEDの両端に端子を設けた簡単ものから作りましが、

その後お店の棚柱間が場所により異なる事が分かりました。

これは建築屋さんが設計する時に、その壁幅を均等割して棚を設置する事もあるためです。

当然、棚柱幅が違えば器具幅も変わります。

特にガラス棚の場合、幅900mmに対し、棚柱は600mmといった事も起きます。

この場合、棚照明の長さは棚幅の600mmとなり、棚左右は150ｍｍずつ照明がない事になります。

 

そこで２年かけて考えたのが、たとえ棚幅が100mmでも900mm幅の棚照明が点灯する物です。

構造はLEDの左右にレールを設け、端子が自由に移動できるようにしました。

これが初特許となりその後、海外特許も取れました。

 

この試作を発表したところ他の会社からも声がかかり一度は製品化に向かいましたが、

残念ながら構造が複雑で実現しませんでした。

これが「３つ目の壁」です。

ただ資金力のある大企業なら出来たかもしれません（苦笑）